3月14日(1日目)クレラーミュラー美術館
- 栃原比比奈
- 3月18日
- 読了時間: 4分
更新日:3月19日

前日は23時に就寝し、この日は朝4時半には起きた。
旅程では5時半を起床時間に設定していたが、ちょうど1時間早かった。
なんだか得した気分で身支度をする。
昨日シャワーを浴びる気力もなかったからシャワーを浴びようとしたら、水しか出ない。
海外旅行あるあるだと思い、少しシャワーの水を出しっぱなしにしたが、
全くお湯になる気配がなかったので諦めた。
出発時刻は7時で、2時間半も時間があるので、少しゆっくり。
朝食を作って食べ、お弁当のサンドイッチも作った。
日本で旅程を考えているときは、バスは定時に来ないことが多いとか、乗り方がよく分からないとか、電車の方が安心だとかいろんな情報があって悩ましかったが、昨日実際にバスに乗ってみると普通に定時にきて簡単に乗れたので旅行前より気持ちは楽になっている。
朝7時に出発して予定通りのバスに乗り、アムステルダム中央駅に到着。
定時に着きすぎて、ここから先は旅程よりすべてが前倒しになった。
アムステルダム中央駅から4b乗り場からNS インターシティー(国内特急)Inter Cityのナイメーヘン(Nijmegen)行きに乗り、エーデ=ワーニンゲン(Ede-Wageningen)駅まで向かう。頭で考えていたよりもものすごく普通に到着。改札もノンストレスで快適だ。
エーデ=ワーニンゲン(Ede-Wageningen)駅から歩いてすぐのところにバスターミナルがあり、G乗り場で108のバスに乗ってオッテルロー(Otterlo)まで。ここら辺からはググっと寒さが増す。バス停の時刻表が凍っていて指で氷を解かさないと見えないくらいだった。
オッテルローのバス停に降りるとさらに寒い。極寒。霧であたりは白くかすんでいた。
次に乗るはずの106というバスは旅程を作っているときに調べた限りでは立派な見た目だったのに、到着したバスは黒い小さなマイクロバスだった。一瞬、これでいいのか?と思ったが、ここで取り残されるよりは間違った方がマシだと思ってとりあえず乗った。これがどうやら106のバスらしかった。
途中、デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園で降ろされ、その公園の入場チケットを見せる。チケットは日本にいるときにネットで買っておくとよいと数人の旅行者が旅行ブログや旅行サイトの口コミ欄で言っていたので、それに倣って購入済みだった。彼らの言うとおりだ。買っておくととてもスムーズ。
9時半にクレラーミュラー美術館に到着。めちゃくちゃ寒い。もっと厚着してくればよかったと後悔したが、仕方がないので美術館周辺を散策。人影もなく、かなり気持ちがいい風景が広がっていた。私の大好きな木々もにょきにょき生えているし、苔の色も落ち葉の色も全てが美しかった。土からは白い湯気が立ち込め大地との境界線を優しく曖昧にしていた。
10時ピッタリに美術館はオープンした。オープン5分前に若い学生と思われる集団が到着してそこだけ急ににぎやかになった。
エントランスからロッカールームに続く廊下は一面がガラス張りになっていて、中庭が一望できる。天気が良く日の光が差し込んでいて思わずここでもういいのではないかと思ってしまった。中庭は彫刻庭園になっているらしい。広々した休憩所には座り心地のよさそうな椅子が4脚向かい合わせに置いてあり、老婆が二人寛ぎながら談笑していた。
ロッカーに荷物を預けて展示ルームへ行く。ここからは仕事だ。一点一点丁寧に観た。展示室は何か所もあり広い。そして傑作ばかりたくさんあるので、情報量がとにかく多い。 観るだけで相当時間がかかった。しかし、細かいことはここでは書けないが、私にとっては非常に収穫のある時間だった。
帰りは15時40分頃に美術館をあとにして、ギリギリ間に合ってバスに乗り(やっぱり行きと同じマイクロバスだった)、宿のそばのスーパーに着いたのが18時過ぎくらい。疲れのせいか口内炎が出来てしまって、肉でも食べるかと思いソーセージとビールを買った。あと、キウイジュースも買った。買い方も昨日で学習済みなので普通にふるまえた。
夕食は日本から持ってきたインスタントラーメンに鍋のダシ、野菜やソーセージなどを入れて簡単に済ます。朝シャワーを浴びれなかったので、落ち着いてから再チャレンジしたら、単純に蛇口の色が逆だった。赤が水で青がお湯。他の蛇口は赤がお湯なのに、、、。紛らわしいなと思った。
3月15日はデュッセルドルフに移動の予定。朝7時にスローテルダイク駅(Sloterdijk)発のFlixBUSに乗らなければいけない。これは私にとってはなかなかハードルの高いミッションだ。6時半にはスローテルダイク駅に着かなければいけないけど、最寄りのバスは始発が5時57分で、相当ギリギリ。しかも宿は2階で下まで急な階段を降りなければならず、荷物を玄関まで運んでそこから鍵をキーボックスに入れて、バス停まで移動するというのは結構体力使いそうだなと。そんな想像をするだけでさっさと寝なければと思い、この日は21時には寝た。
↑これが3月14日と次の日の前半の旅程。今のところ順調。
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