オランダ・ドイツ・ベルギー取材旅行について
- 栃原比比奈
- 3月17日
- 読了時間: 4分
更新日:3月19日

取材旅行をしようと思ったのは、2024年の3月だった。初めてアートフェアに自分の作品を出させてもらい、なんとなく刺激されたんだと思う。日本から出て別な世界を見た方がいい時期なのかもしれないと思った。
しかし、その時は実際に行けるかどうかは考えていなかった。行けたらいいなくらいだったし、行く場所もオランダのアムステルダムだけしか考えていなかった。なぜなら、アムステルダムは良いところだと人づてに聞いたからで、色彩が美しい国だと聞いたので行ってみたいなと思った。
2024年の11月ごろにようやく本気で行く気にはなっていたが、20年以上前にフランスに行った(その時は1か月間)くらいでヨーロッパは全くしらない土地だから、本当に行けるんだろうか?というくらい自信がなかった。
自信がないのは当たり前で、やったことがないからだ。やってしまえば、自信が出てくる。
そう思ってとりあえず航空券を往復取った。航空券を取っても、まだ現実味がなく、実際に行く場所を本気で考えたのは2025年1月16日以降だ。それまではのんびりしていた。
というより、取材旅行の直前に控えていたアートフェア東京の出品やそのほかの仕事で旅程を考える余裕がなかった。今年は忙しい年になると覚悟はしていても、実際に始まってみたら毎日毎日を一生懸命するしか方法はない。
1月16日にお世話になっている方に「本当にそんなで大丈夫なのか?心配だなぁ」と言われ、そこでハッとして地球の歩き方を2冊買った。
それからは毎日朝5時から8時くらいまで3時間。オランダ、ドイツ、ベルギーの美術館を調べまくり、電車の乗り方やチケットの買い方、駅の様子などを徹底的にグーグルマップやらインターネットで出てくる画像などを集めまくって旅程を作った。旅程を作る過程で、頭の中で何度もイメージして旅行をした気分になっていた。こんなことは生まれて初めてだ。
そういうわけで、アートフェア東京が終わったのは3月9日で、その4日後の3月13日にオランダのスキポール空港に向かって出発した。初めてのヨーロッパ一人旅の割には、ハードな出だしだったが、備えあれば憂いなし。絵を描く合間なのか、旅程を作る合間の絵なのか分からないが、毎日コツコツと現地の様子を勉強したおかげで出かける頃は当初よりは不安はなかった。 ちなみに、アートフェア東京の会場写真は皆藤将さんに撮影していただいたもの。一昨日皆藤さんからメールがあり写真が出来たとのことで、さっきそれを確認してダウンロードした写真を使わせていただきました。皆藤さんにはいつも作品写真でお世話になっていて、感謝です。
オランダ航空KL862便は定刻より一時間近く遅れての出発だった。旅程では19時35分に着くはずだったが、20時45分に到着。いつもならとっくに寝ている時間だ。空港から電車に乗ってアムステルダム中央駅まで行くのは、こんな私にでも簡単に出来るくらい分かりやすかった。改札がないことにまず驚く。
日本で旅程を作るのでみっちり勉強したからか、アムステルダム中央駅もその上にあるバス停も全て見たことのある景色だった。
アムステルダム中央駅に着いて二階にエスカレーターで上るとバス停があって、Kという乗り場で18のバスを待つ。隣に立っていたおじさんのたばこの匂いが甘ったるかった。宿の近くにDirkというスーパーマーケットがあり、吸い寄せられるように入って、一番安いビールとパンとカット野菜、チーズとハムを買っていたら宿主からWhats Appでまだ来ないのか?と聞かれた。日本と勝手が違うので買い物は少し時間がかかった。決済は出国前1週間前にハッと気づいてWiseのデビットカードを注文し、そこにお金を入れておいたのでかなり簡単に買い物はできた。けど、スーパーで買い物してからスーパーを出るときに、レシートのバーコードを出口にかざさないと出れないなど、いろいろ日本とは違ったこともあり、面白かった。ちなみに、Wiseは便利だ。
そんなこんなで、初日は23時過ぎに就寝。これは旅程通り。次の日14日はオッテルローのクレラーミュラー美術館に行く予定で朝5時半起床の予定。この日はこんな感じで終わった。(写真のワインと水は飛行機でもらったもの)
これが13日と14日の旅程。とりあえず、ここまでは順調。
Comments