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何故「森」なのか

  • 執筆者の写真: 栃原比比奈
    栃原比比奈
  • 6 時間前
  • 読了時間: 1分
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画面に色を置くと自然に次の色が見えてくるようで、それが木や水や空、土、葉という森のイメージに交わりやすい。

だから、見たいものを見ようとすると森になる。

森について想起するとき、イメージは頭の中でいろいろな表情に変化していく。

そのイメージは透明なベールを隔てた向こう側にある。

あの森はどこの森だったのか。

昔訪れた森の中の写真を見ても、あの森なのか、どの森なのか分からない。しかし、森だという事は分かる。

「描きたいから」というよりも、その先にある向こう側を見たいから描いて、それがたまたま森になる確率が高いのは、森が私の記憶の中でイメージの蓄積量が多いからだだろう。

 
 

© 2025 Hiina Tochihara

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